塩沢・石打・舞子エリアのご案内

塩沢・石打・舞子エリアは東京方面からの玄関口にあたり、石打丸山や舞子高原など6箇所のウィンターリゾートが集中しています。冬は全国各地のスノーボーダー、スキーヤーで賑わい、グリーンシーズンは農業体験やトレッキングなど、田舎暮らしやアウトドアを楽しむ人々が年々増加しています。食味日本一のブランド米「南魚沼産コシヒカリ」やユネスコ無形文化遺産に登録された織物「越後上布」などの特産物を育む、山里文化を色濃く残す観光エリアです。

ゆっくりと醸成された雪国の伝統が息づく歴史ロマン街道

宿場町として栄えた三国街道宿は2009年に「雪国の歴史と文化の街」をテーマに整備されたもので、2011 年に都市景観大賞（国土交通大臣賞）を受賞しました。電柱を埋設し、雪を遮る雁木と切妻屋根が連なる江戸後期の街並を見事に再現。通りにはお土産屋やお食事処の他に、酒蔵や銀行、郵便局など、今も現役で利用されながら老舗の佇まいを残し、厳しい自然の中で育まれた往時の街の様子を垣間見ることができます。雪国越後の民俗や習慣、くらしの資料が展示されている鈴木牧之記念館や織物の体験ができる塩沢つむぎ記念館も牧之通りから徒歩数分圏です。
雪がまだ残る晩春から行われるひな雪見かざりは、牧之通りを中心とした、約60軒の店舗や民家で、江戸時代から平成までのひな人形や塩沢上布で作った木目込み雛などが展示されています。その他、夏には七夕かざりや塩沢まつりなど、イベントや催し物も盛んです。

スタッフいちおし！

スケジュールに余裕があれば中島屋木喰仏はお奨めスポットです。ここには放浪の旅をつづけながら各地に木喰仏と呼ばれる仏像を残した木喰の妙見菩薩像があります。1805 年、木喰88歳の作品で抱くと幸運を呼ぶと言われています。旅の途中で良い出会いがありますように！

ローカルも認める美味しい郷土料理と新鮮な野菜・山菜

南魚沼市を縦断する国道17 号沿いに道の駅南魚沼「雪あかり」があります。「今泉記念館」「四季味わい館」「憩いの広場」の３つの施設からなり、雪国南魚沼の「食・美術・歴史・自然」をお楽しみいただける観光スポットとなっています。注目はローカルグルメ天国の四季味わい館。地元の食材をふんだんに使ったメニューが嬉しい「たっぽ家」では、南魚沼コシヒカリに相性抜群の惣菜やローカルメニューが人気です。また、農産物・特産品の直売所では地元農家による採れたての野菜や山菜が並びます。地元住民も通うほど品質や鮮度の良さに自信があります。ここでしか手に入らない地酒や調味料はお土産にピッタリ！南魚沼市観光協会も併設しており、旅の情報収集に最適です。

日本一の技術や職人技に触れる至福の充足感

旧塩沢町は新潟県内でも有数の米どころ。南魚沼産コシヒカリは県内でも更にランクが高い極上米です。このコシヒカリの農業体験ができる市内の農園では6 月の田植えや10 月の稲刈りが人気で、体験後にぬか釜で炊いたコシヒカリを頬張ればこの上ない充足感に満たされます。また、塩沢の織物もコシヒカリと同様、全国レベルの特産品。塩沢つむぎ記念館は織物の工芸品や小物の展示販売の他にも機織り体験プログラムも用意されています。館内二階の織工房・体験工房では職人の作業を見ながら制作工程を見学し、希望者は手織り体験も可能です。

ちょっと寄り道

雲洞庵

曹洞宗の古刹。上杉家の家臣直江兼続とゆかりがあり、NHK 大河ドラマ愛天地人やゆく年くる年など度々放映されています。境内に敷き詰められた参道石の下には法華経が記され埋められており、「雲洞庵の土踏んだか」が参詣の合言葉。

荘厳でロマンチックな雪国の祭典

江戸時代の文人、鈴木牧之の著書「北越雪譜」に集大成された豪雪地「塩沢」の伝統文化である織物や雪の生活などを発展させようと、鈴木牧之を偲び顕彰するために行なう雪の中の幻想的な祭り。会場のふれあい広場には高さ１ｍのロウソクなど約500本が並べられ、点火されると周囲を明るく照らし出します。雪上には修験道場が作られ、中央に積まれた「百八灯大護摩」では、水行で心身を清めた山伏が火を放ち、願いごとが書かれた護摩木がくべられます。その他、塩沢織物の展示・小物抽選会、塩沢歌舞伎、福餅撒き、ステージイベント、グルメテント村など盛りだくさん！